糖尿病網膜症の検査と治療

糖尿病性網膜症とは、糖尿病が引き起こす慢性合併症のうちの1つです。糖尿病の合併症の中でも、糖尿病性網膜症は一度進展すると治り難く、視覚に障害を与えたり失明する危険性を持っています。

よく糖尿病で失明する言われる、認識は広がっていると言えますが、明確には、糖尿病性網膜症が進行すると引き起こされるものです。

眼球の網膜は、細かい血管が張り巡らされている場所です。

糖尿病で血糖値が高い状態になると、全身の血管に負担をかけ、血液の流れを悪くしますが、目の見えなくなったり失明に関係します。

網膜の細かい血管は、糖尿病による血管の影響を大きく受けやすい場所であり、血管に血栓ができて血液が詰まったり、非常に脆い新生血管が出血を起こす場合があります。血栓ができやすいと、目が見えなくなったり、失明する可能性があります。

また、失明はしなくても視覚障害を引き起こします。実際に、当院を受診されている患者さまにも、多くおられます。

ちなみに発症は50代~60代が多く、糖尿病性網膜症による失明は、中途失明の原因の中でも最も多いものされています。

めの検査を受けることで、糖尿病性網膜症の発症に気付くことができます。

 

基本的な治療として、根本的な原因となる高血糖を抑制し、血糖コントロールを行うことが重要です。
初期の単純性網膜症の段階であれば血糖コントロールにより症状改善させることも可能です。また高血圧や高脂血症は網膜症を進行させるリスクがあるので内科と連携して治療を行うことが必要です。
前増殖性網膜症まで進行した場合は新生血管の増殖を抑えるため、レーザー治療により進行を止めます。
近年は新生血管の増生を抑える抗血管内皮増殖因子薬(抗VEGF薬)を眼球内に注入する治療法もとりいれられています。増殖性網膜症まで進行し網膜剥離や硝子体出血などを起こした場合は硝子体手術を行います。」

初期の段階では、まだ自覚症状がみられません。しかし、目の中の血管の状態をみると、小さな出血など、少しずつ異常があらわれています。

中期の段階になると、下記の様な症状がみられます。

症状

・「目に黒い靄がかかっている」

・「赤いカーテンのようなものが見える」

・「黒い点が目見えるようになった」

このとき目の中で、血管がつまるなどの障害が起きています。

末期になると、視力低下や飛蚊症が起こり、さらには失明に至ることもあります。目の中で大きな出血が起こる、あるいは網膜剥離や、緑内障など、他の病気を併発している場合があります。

治療法

糖尿病のコントロールが必要不可欠となります。

眼科的な治療では新生血管の発生を防ぐために、レーザーで眼底を焼く「レーザー光凝固術」が行われます。

当院でも通院でレーザー光凝固術を行っています。

治療をご希望される方はお気軽にご相談ください。
また、症状が進行している場合は、併発した網膜剥離の手術などが行われます。
手術が必要な際は、岡山済生会病院を始めとする基幹病院や大学病院を紹介させていただき、手術を受けていただくことも可能です。

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