ドライアイ(乾き目)
ドライアイ(乾き目)の原因と治療
ドライアイ(乾き目)とは、目が乾くことで、目の不快感や視力の低下が起こるものです。
コンタクトやパソコン・スマホ使いすぎ、アレルギーの影響などが原因で目が乾いてくると、下記の様な症状が出てきます。
ドライアイの状態を放置することにより、角膜の表面に傷や障害が起こる可能性もありますので、早めに眼科医へ相談することが重要です。
- 目の乾燥感
- 目がゴロゴロとした異物感を感じる
- 見えにくい
- 涙が出てくる
これらの症状を放置すると、眼精疲労(疲れ目)を引き起こすことがあります。
また、ドライアイの患者さんの中でも症状に気づかない人もいます。実はドライアイが原因で、頭痛、肩こり、イライラ、などの症状が出てくる人も多くみられます。
ドライアイの治療【点眼薬】
症状が軽症な場合は、潤いを維持させるための点眼薬を使用することで、症状を緩和させることが可能です。
当院では、患者さんの症状と目の状態などを考慮し、適した点眼薬の処方を行います。
- 人工涙液点眼:不足した涙を補う
- ヒアルロン酸点眼:表面の水分を保つことで、角膜上皮の修復を行う
- ジクアホソルナトリウム点眼:ムチン分泌の促進と涙液量を増やす
- レパミピド点眼:ムチン分泌の促進と粘膜の保護を行う(抗炎症作用)
ドライアイの治療【生活の改善】
日常生活の改善を行うことで症状が改善する場合がこざいます。
当院では、症状により日常生活の改善指導を行う場合もございます。
- スマホやパソコンの操作時に、瞬き多くし行う
- 長時間の目を使う作業を行う場合、適度な休憩をとる
- コンタクトの装用時に加湿器を使用する など
ドライアイの治療【涙点プラグ】
涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をすることで、生理的に涙の排出を抑える治療を行うこともあります。
手術が必要と判断した場合は、近隣の基幹病院や大学病院と密に連携をとり、ご紹介させていただき場合がございます。